【家づくりが不安な方へ】基礎コンクリート編

【家づくりが不安な方へ】基礎コンクリート編

マイホーム建てるって決めたけど、ほんとにこの住宅会社でいいんだろうか?

 

そう思われる方は多いのではないでしょうか。

家づくりって大金をかけて行いますが、実際のところ金額に見合ったものかどうかって住宅に詳しくない方はよくわからないですよね。

最終的な見た目や使い勝手はわかるけれど、建物の耐久性とかわからないし不安な方も多いと思います。

『薪ストーブのあるロの字の平屋』

 

ということで今日はですね、大きなビルや工場の現場も複数経験してきた現場監督である若林が

家の建設中に一般の方でも確認できる基礎コンクリートのチェック項目

についてお話ししたいと思います。

 

みなさんご存じの通り建物において基礎はとても重要ですので、自分自身でも確認することで少しでも家づくりをされる方の不安を解消していけたらなと思っています。

 

 

それではいきましょう!

まず木造住宅の基礎で最も使われるのはコンクリートなのですが、コンクリートってどんなものかなんとなく想像できますか?

そうです、あの硬くてひんやりしたあれですね。

ひんやりかどうかは気温によるやろって感じですがまぁそんなやつです。

『コンクリートの階段』

そもそもなぜコンクリートが基礎に使われるかというと、単純に丈夫で強いからです。

コンクリートの基礎が日本の住宅に使われ始めたのは昭和の途中からのようですね。

それ以前は木材を直接地盤に差したり、大きな石を埋めてからその上に建てたりしていたようです。

基礎のコンクリートは家ができあがってしまうと半分以上埋まってしまってよく見えなくなってしまいます。 

そもそもコンクリートなんて見たところでそれが問題ないものかどうかよくわからないと思います。

 

そこで工事中に簡単にチェックできるポイントを2点だけお伝えします。

  1. コンクリートの中の鉄筋がしっかり配置されているか
  2. 出来上がったコンクリートに大きなひび割れがないか

 

 

『鉄筋を配置した様子』

 

では簡単に説明していきます。

コンクリートの中の鉄筋がしっかり配置されているか

チェック方法は簡単で

型枠(コンクリートを流し込むための枠組み)の表面から一番近い鉄筋の表面までの距離が何cmあるのか。

地面から鉄筋の表面まで何cmあるのかを測ればよいだけです。

 

これらの距離のことを専門用語では鉄筋の“かぶり厚さ”と呼びます。

実際に何cmあったらよいのかは、担当者の方に「基礎コンクリートのかぶりって何cmですか」と聞けばすぐ教えてくれると思います。

そのかぶりの数値以上離れていればOKです。

もちろん建物によるのですが、一般的には建物の外側が4㎝以上で内側が3㎝以上、地面からが6㎝以上です。

『コンクリートを流し込むための型枠を組み立てた時の様子』

そもそもなぜ基礎コンクリートには鉄筋を入れているのかについてですが

鉄とコンクリートの相性が良く、お互いの弱点を補強しあってくれるからです。

 

以下のような効果があります。

  • コンクリートは押しつぶそうとしてくる力には強いけれど、引っ張られる力には弱いです。しかし、鉄筋は逆で引っ張られる力には強いけれど、押しつぶそうとしてくる力には弱いです ですから二つを組み合わせることで押される力にも引っ張られる力にも強くなります。
  • 鉄は空気と水に触れ続けると錆びて腐食してしまいます。しかし、アルカリ性であるコンクリートで包まれることにより錆びにくくなります
  • 鉄は熱に弱いです しかし、コンクリートが外側にあることで熱から守ってもらえます
  • 鉄とコンクリートは温度の変化に伴う、体積の膨張具合がほぼ同じです だから、季節により温度が変化してもお互いが分離することなく密着して、それぞれの特性を活かしてくれるというわけです。

 

とにかく相性が良いわけです!!

 

『基礎コンクリートが出来上がった様子』

このようにお互いの弱点を補強するためには設計通りの位置に鉄筋が入っているかが重要になってくるわけなんです。

 

基礎を作る手順としては鉄筋を並べて、型枠を設置して、コンクリートを流し込み、時間を置いてから型枠を取り外して完成します。

確認をするタイミングとしては鉄筋が並べて、型枠を設置した後が一番わかりやすいと思います。

 

『コンクリートを流し込むための型枠を組み立てた時の様子』

かぶりが足りず鉄筋が地面や型枠と近いということは、鉄筋が基礎の表面付近にきてしまうということなので鉄筋がしっかりコンクリートに覆われていないということです。

つまり、先程言った鉄筋とコンクリートがお互いに助け合う効果が薄れてしまうということです。

出来上がったコンクリートに大きなひび割れがないか

コンクリートは水とセメントが混ざることで起きる化学反応や乾燥などにより収縮します。

ですので、小さなひび割れが表面にでるのはよくあることです。 

 

しかし当然無いほうが良いです ここでいう大きなひび割れというのは具体的にはひび割れの幅が0.3㎜を超えるかどうかです。

0.3㎜って物差しやメジャーで測るのは少し厳しいですよね シャーペンの芯などをイメージしてもらえたらどれくらいの細さか分かると思います。

 

『0.3㎜を超えるひび割れの様子』

もしひび割れが0.3㎜を超えていてもすぐにどうこうなる心配はありませんが、きっちり補修しておく必要があります。 

ひび割れがあまりにも大きくコンクリートが一部落ちそうなくらいだと大問題です。

 

その他にも表面に気泡のような丸い窪みがあることがあります。 

これも小さい分に特に問題ありませんが、あまりにも多かったり大きかったりすると補修の必要があります。

正しく素早く補修さえすれば問題ありません。

 

まとめ

  1.コンクリートの中の鉄筋がしっかり配置されているか

→鉄筋と型枠が設置された状態の時に、鉄筋のかぶりがとれているのか

  2.出来上がったコンクリートに大きなひび割れがないか

→コンクリートが出来上がった時に、表面のひび割れが0.3㎜を超えるものがないかどうか

 

 

このように基礎のコンクリート工事一つとってしても、色々な確認すべき点があり他にも数多くの確認項目があります。 

もし家を建てられている方で疑問や不安があればどんどん現場監督の方に聞いてもらうのが良いと思います。

私たち現場監督としても、工事に興味をもってもらえるのはとても嬉しいことですし、ご自身の目で見ていただいた方が安心できます。

 

当然私たちは何度も複数人の目で検査を行い工事を進めていくわけですが、いくら「きっちり工事しました」と言ってもどんな工事をしていたのかわからなければお客様に不安が残ってしまうことが多いです。

 

だからこそ何でも質問していただいたほうが安心して頂けると思います。

『上棟式の様子』

家づくりの進捗を見て楽しむことができるのも注文住宅の大きなメリットでもあると思うのでお時間があるときはぜひ工事現場に見学に来てください。

 

おしまい

床についてのお話♪
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