いろいろな屋根の形 屋根の5種類の形状とそれぞれのメリット・デメリット

こんにちは^^
設計・インテリア担当の森です^^
中百舌鳥スタジオのキッズスペースです!
頭をぶつけてしまっても痛くないよう緩衝材をはりつけております^^
写真は設計士の加藤に取っていただきました^^
さて、本日は皆さんが一回は悩まれる
屋根の形についてご紹介してまいります^^
屋根の形にもいろいろあるけれど…。
「どれが一番いいの?」
「形で何が変わるの?」
と気になっているのではないでしょうか。
屋根の形状にはたくさん種類があり、それぞれに特徴があります。
どんな形であれ、ご自宅の立地や状態に合わせて決めるのがおすすめです。
とはいっても種類ごとのメリットやデメリットが分からないと決められないですよね。
そこで本記事では、屋根の5種類の形状とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
1-1 切妻(きりづま)屋根
切妻(きりづま)屋根は、本を開いて逆さまにしたようないわゆる“三角屋根”で、日本でも人気の形状です。
単純な造りのため、コストが安く雨漏りのリスクも少ないという魅力があります。
ただし、妻側(△の部分)は紫外線に当たりやすく劣化しやすいです。
■メリット
・コストが安い
・雨漏りのリスクが少ない(水はけが良い)
・屋根裏のスペースを広く確保できるので換気性が良い
・屋根面積が広いのでソーラーパネルを置きやすい
■デメリット
・「妻」や「破風板」などが劣化しやすい
・デザインが一般的で個性を出しづらい
1-2 寄棟(よせむね)屋根
寄棟(よせむね)屋根も、切妻屋根同様、使用されることが多い種類です。
頂点に棟(むね)があり、さらに四方に下がる棟があります。全方向に面があるため耐風性が高く外壁への負担も少ないです。
■メリット
・耐風性が高い
・落ち着きのある外観になる
・全方向の外壁を雨や紫外線から守ることが出来る
■デメリット
・屋根裏のスペースが狭くなりがちなので換気が必要
・コストが高い
・一つ一つの屋根の面が狭いためソーラーパネルが置けない場合がある
・棟が多いので雨漏りもリスクがある
1-3 片流れ(かたながれ)屋根
片流れ(かたながれ)屋根は、一方にだけ傾斜がある屋根のことです。
スタイリッシュなデザインに仕上がることから、近年増加傾向にあります。
面が大きいのでソーラーパネルを設置するのに向いている屋根の形です。
ただし、風には弱いので台風の際に注意が必要です。
■メリット
・デザイン性が高く、個性が出せる
・屋根面積が広いのでソーラーパネルが取付けやすい
・コストが安い
・屋根裏のスペースが広い
・高い位置に窓を設置できるので、部屋が明るくなる
■デメリット
・耐風性が低い
・雨樋への負担が大きくなる
・日照を得られる時間が少ない
1-4 パラペット型屋根(ボックス型みえる屋根)
ボックス型に見える家の屋根は主に
陸(りく・ろく)屋根とパラペット型屋根という、二種類の方法あります。
陸(りく・ろく)屋根は平らな屋根の形状のことを言います。
モダンなデザインになることから一般住宅にも採用されることが多いです。
ただし、傾斜がないので水はけに注意が必要です。
なので、コラボハウスでは陸(りく・ろく)屋根はしていません。
コラボハウスでは片流れの周囲を壁(パラペット)で多い、
ボックス型の家をつくる方式をとっています^^
■メリット
・掃除やメンテナンス作業が楽
・モダンな印象に仕上がる
■デメリット
・ソーラーパネルを設置する場合、斜めに設置するための架台が必要になるので費用が高い
・ソーラーパネルを設置する場合、パラペットの影の影響で
十分に効果がでにくい
1-5 軒なし屋根
軒なし屋根は軒がない形です。
切妻に似ている形で、最近デザイン上好まれる方が多いです。
■メリット
・モダンな印象になる
・耐風性がつよい
・蜘蛛の巣が張られにくい
■デメリット
・軒がないので雨をしのぎにくい
いかがでしたでしょうか。
屋根の形がデザインを決めるといっても
過言でないくらい、外観の印象を決めます。
どんな外観は自分たちのイメージにあっているのか
分からない方がほとんどですが、いろいろ設計士に相談してみると
どんな家がいいか見えてくるはずです^^
私は同じ間取りでいろんな外観を創造することが
たまらなく好きなのでいつでも相談してください^^
ではまた~
森