知っていると便利な建築の単位!

こんにちは!申請・工事図面担当の井藤郁美です^^
今日は、建築業界でよく使われる単位についてお話します!
皆さんがこれからお家の打合せを始める時には、
間取りが描かれた”図面”を見ながらお話を進めていきます。
その時に、単位が分かっているだけで、
打合せの会話がぐんと分かりやすくなります♪
では早速いってみましょう!
[ミリメートル mm]
建築業界では、長さを表す寸法はミリメートルです。
普段生活していたら、[センチメートル cm]の方がきっとよく使うのではないかと思います!
ですので、お家の打合せが始まったら
まずはミリメートルで寸法を考えてみて下さい^^
例えば、
「窓の高さは幅が1600で高さが2200です。」
のように単位を飛ばしてお話することもあると思いますが、
この様な場合も基本的にミリメートルでお話しています!
もしミリメートルで分かり辛い場合は、
センチメートルで言ってほしいとお伝えくださいね♪
[㎡と帖と坪]
間取りの打合せをしていて、混乱することがあるのがこの3つです。
“㎡”
こちらはそのまま、m×mですよね。
ただ、部屋の大きさを㎡で言われても
いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか?
“帖”
そこで登場するのが帖です!
住宅の間取りのお打合せには、だいたいこの帖でお話することが多いかと思います。
では”1帖”とはどの様なサイズなのでしょう?
“帖”はもともと”畳”と同じ意味です。
読み方はどちらも”じょう”
最近はタタミのお部屋より洋室が多いので、
“帖”と表記することが一般的です。
“畳”は読んでそのままタタミの事を表します。
つまり、タタミ1枚分=1畳=1帖というわけです。
でもタタミ1枚の大きさっていくらなの?
って思いますよね!
実はタタミには沢山の種類の大きさがあります。
京間、中京間、江戸間、団地間
といって、それぞれ1枚のタタミの大きさが異なります。
これは、地域の特色であったり時代によって
さまざまな種類のタタミができた事に由来します。
ここは話すと長くなるので割愛します!
ではコラボハウスでは
どの大きさのタタミの広さを使ってお話しているのでしょうか?
コラボハウスでは、“中京間”を使って帖の説明をしています!
これは住宅業界で最もポピュラーなサイズになります^^
タタミ1畳のサイズは、1,820mm×910mmになります!
この大きさを基準に、間取りの広さを決めていきます!
ただ、ここで気をつけていただきたいのが、
間取り打合せの寸法は柱の中心から柱の中心までの寸法でお話していると言う事です‼️
どういうことか例を挙げてみます。
「このトイレの大きさは1帖です」
と言われた時に、
じゃあ、トイレの中の寸法は1,820mm×910mmだ!
となるかと思います。
実はこれは間違いです。
実際は、柱の中心から壁の内側までの寸法を差し引きすると、トイレの内々の壁有効寸法は
約1,690mm×約780mmぐらいが一般的になります。
(※内側の壁に施工する石膏ボードの厚みによって5㎜ほど大きさは異なりますので、正確な寸法は設計士にお尋ねください!)
実際、お家に何か家具等を持ち込む際に、
この部屋の内々の寸法を確認しておかないと、
家具が入らない!なんて事になりかねません。
ですので、気になる場所の大きさは設計士に聞いてください!
持ち込む家具のサイズをお伝えいただければ、
入るかどうかもすぐ分かりますので、
持ち込みたい家具の寸法は、お打合せの際に測ってきていただけたらと思います^^
ずいぶんお話が長くなってしまいましたが、
次に行きましょう♪
[坪]
こちらは”つぼ”と読みます。
どんな時に使うことが多いかと言いますと、
お家全体の大きさをお話するときに使います。
「このお家は30坪の大きさです。」
このような会話が出てくると思います。
部屋の大きさは帖で話していたのに、
全体の大きさは坪⁈
なんでわざわざ単位を変えるの?って思われるかもしれません…
建築業界は単位が多いです。
ややこしいと思われるかもしれませんが、
実は帖から坪への変換は簡単です!
1坪=2帖
つまりタタミ2枚分が1坪です!
簡単ですよね^^
いかがでしたでしょうか?
お打合せの時に、少しでも参考にしていただければ幸いです!
全部ご説明できなかったので、
またいつか他の単位についてもお話できればと思います!
ありがとうございました^^