外壁材シリーズ 塗り壁について 設計士目線で塗り壁の魅力をお伝えします

こんにちは!
設計・インテリア担当の長澤です!
最近は冬に近づくにつれてどんどん肌寒くなってきておりますね!
我が家では寒がりな子供たちが居るので布団を毛布に衣替えました。
早起きだった我が子も毛布が気持ち良いのか
起きてくるのが30分ほど遅くなってきました、、笑
外では僕の大好きな金木犀の香りがしてドキドキしてしまう季節です。
さて、
以前ご紹介した外壁材の違いにて
サイディング、ガルバ、塗り壁、タイルを紹介させていただきましたが
本日は外壁材の塗り壁について深掘りしていきます!
塗り壁は一般的に
サイディングボードに塗料を塗って仕上げる方法です。
左官職人さんの手作業で仕上げるため
我が家にオリジナルのオーダーメイド感がより一層増すのが魅力的です。
塗り壁はシンプルなデザインだけではなく
様々な塗り方や豊富なカラーバリエーションがあります。
今回は塗り壁のメリットデメリットに加え
塗り壁と相性の良い外壁材との建築実例もふまえて
塗り壁の魅力をご紹介できればと思います^^
・塗り壁のメリット
・塗り壁のデメリット
・塗り壁×別の外壁材の建築実例
上記3点で塗り壁のご紹介をさせていただきます(^^)/
塗り壁のメリット
①職人さんの手作業なので風合いのある外観に仕上がる
なんといっても一番は我が家がオリジナルの外観に仕上がる事です。
注文住宅は一生に一度あるかないかのとても大きなお買い物になります。
こだわりが見える外観に仕上がる為、オーダーメイド感がより強くなり、
愛着もより一層増すのではないでしょうか。
②継ぎ目が無い美しい面を表現できる
サイディングなどにある継ぎ目が無く
見た目に邪魔なものが無くなりますので
シンプルな形のデザインが、より一層洗礼された外観になります。
角の多い複雑な形でも継ぎ目が無いので綺麗な面に仕上がります。
③カラーバリエーションが豊かで塗料で扱える色なら個性的な色でも表現できる
サイディングなどでは、既製品なので扱える色に限界があり、
あと少し明るい色が良い
あと少しグレーを強めたい
このライトグレーとこのダークグレーの中間ぐらいが丁度良い感じ
などのお声に対してお応え出来ません。
塗り壁では、カラーバリエーションが豊富ですし、
丁度良い色が無くても塗料同士の色を混ぜて使用出来るので、
イメージされている色に出来るだけ近づく、こだわりの詰まった外観に出来ます。
白は白でも漆喰のような真っ白な白と、アイボリーに近いくすんだ色など、
白の中でも沢山バリエーションが有ります。
奇抜な色でなくてもカラーを選べるのは色打ち合わせがウキウキしてしまいますね(^^♪
とは言っても塗り壁は良いところばかりではございません、、
塗り壁のデメリットの部分も含めて採用されるかどうかをご確認ください。
塗り壁のデメリット
①費用が高くなる
塗り壁は職人さんが手作業で外壁に塗ってくださります。
外壁材を張って終わりではなく
中塗りや仕上げ塗りなど、いくつかに分けて塗装しますので施工期間も長く費用が高くなります。
②デザインによっては汚れが目立つ
塗り壁は基本的に雨で汚れが落ちる事はありません。
汚れにもよりますが、水やブラシで落としていただくと汚れが落ちやすいので
定期的に掃除して頂くことで景観は保たれて綺麗な外観が長持ちします。
塗り替えは10年、15年程を目安にご提案させていただいております。
塗り壁×塗り壁とは別の外壁材を使用した建築実例
塗り壁自体は凹凸があまりないデザインなので主張をあまりしません。
塗り壁以外のガルバリウムやタイル、木目など
異素材の外壁材と合わせて対応できる万能な外壁材です。
タイルを全面に使用してしまうと存在感が強くなりすぎる場合があります。
そんな時は上のお写真のおうちのように
タイルは一部だけ使用し、全体的に塗り壁を用いる事で
タイルの存在感を丁度良く演出してくれます。
こちらはタイル×木目×塗り壁です。
外観の形状に合わせてタイルや塗り壁、木目をあしらう事で
おうち自体のフォルムを強調させて洗礼されたデザインになります。
いかがでしたでしょうか。
塗り壁は様々なバリエーションに対応できる万能な外壁材で
塗り壁以外の外壁材を目立たせる脇役にも
外観の形をより強調させて、主役にもなれる優れた外壁材です(^^)/
植栽や無機質な物との組み合わせも相性抜群です!
塗料で作れる色であれば無限にカラーバリエーションが有ります!
シンプル自分の好みにあったお色味にも出来ますし、
“遊び”のある外観にもなります!
是非住まいづくりに取り入れてみてください(^^♪
そしてお好きなデザインを設計士にぶつけてください。
僕たち設計士がイメージを形にさせていただきます。
ではまたお会いしましょう。
設計士 長澤 力哉